2012年9月18日火曜日

『預言者ムハンマドの生涯』第一巻(98)

神の使徒ムハンマドの誕生

アーミナが使徒を懐妊していたときの神からのお告げ


 神の使徒ムハンマドの母、アーミナ・ビント・ワハブは、使徒を身ごもっていたとき、ある声を聞いた。その声とは、「そなたは、この民の主を胎内に宿している。彼が誕生する時、私はこの子をあらゆる邪悪な妬み人から守るため、唯一の神に保護を委ね、ムハンマドと名付ける、と言いなさい」、というものであったと一般に伝えられている(真実は神のみが知ることであるが)。彼女が使徒を身ごもっていたころ、彼女の身体からは光が放たれ、彼女はその光でシリアのブスラーにある城を見ることができた。間もなくして、使徒の父、アブドッラーは、彼女がまだ身ごもっている最中に亡くなった。

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