2012年8月6日月曜日

『預言者ムハンマドの生涯』第一巻(82)

クサイイ・イブン・キラーブは、いかにしてマッカの実権を握ったか、彼はいかにしてクライシュを団結させたか、そしてクダーアが彼に与えた支援について(3)


 サアラバ・イブン・アブドッラー・イブン・ズビヤーン・イブヌル・ハーリス・イブン・サアド・ホザイムル・クダーイは、クサイイの招請と彼らの応答に言及して詩を詠んだ。

 「我らはすらりとした大股の駿馬を駆り立てた、

 アルジナーブの砂丘からティハーマの低地まで、

 そして敵に遭遇した、

 砂漠の不毛の窪地で。

 女々しいスーファたちは、

 剣を恐れて自らの住居を放棄した。

 だがアリー部族の者たちは我らを見たとき、

 家をこがれて疾駆するラクダのように勇猛に剣を抜いた」。

 クサイイ・イブン・キラーブは、詠んだ。

 「我は守護者、ルアイイ族の子孫なり、

 マッカには我が育った家がある。

 我の谷は、マアッドの知る谷である、

 我は楽しむ、マルワの丘で。

 カイザルとナービトの子孫たちが定住しなかったならば、

我はその地を征服することはなかった。

 リザーハの民は我が支援者であり、我は彼らのために偉大である、

 我は生きている限り不正を恐れない」。

 すなわちイスマイール・イブン・イブラヒームの十二人の息子たちの子孫。

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