2012年7月11日水曜日

『予言者ムハンマドの生涯』第一巻(71)

アウフ・イブン・ルアイイの移住(4)


 カアブ・イブン・ルアイイは、三人の息子、ムッラ、アディーユ、ホサイスをもうけた。彼らの母は、ワハシーヤ・ビント・シャイバーン・イブン・ムハーリブ・イブン・フィフル・イブン・マーリク・イブヌン・ナドゥルといった。

 ムッラ・イブン・カアブは、三人の息子、キラーブ、タイム、ヤカザをもうけた。キラーブの母は、ヒンド・ビント・スライル・イブン・サアラバ・イブヌル・ハーリス・イブン・フィフル・イブン・マーリク・イブヌン・ナドゥル・イブン・キナーナ・イブン・ホザーイマ、ヤカザの母は、イエメンのバーリク・アスドの女、アルバーリキーヤといった。ある人は、彼女はタイムの母だと言い、ほかのある人は、タイムの母は、キラーブの母、ヒンド・ビント・スライルであると言う。

 キラーブ・イブン・ムッラは、二人の息子、クサイイとズフラをもうけ、母は、アッディール・イブン・バクル・イブン・アブド・マナート・イブン・キナーナの部族が同盟を結んでいる、イエメンのジャダラ・ジョウスマ・アルアズド族出身のファーティマ・ビント・サアド・イブン・サイアルといった。

 サアド・イブン・サイアルについて詩人は、次のように詠んでいる。

 「我らがこれまで知っている男の中で

 サアド・イブン・サイアルのような男を見たことがない。

 彼は、両手に武器を携え、勇猛さあふれる雄姿で騎乗し、

 歩兵と戦うときは、下馬して戦い、

 進撃して敵の騎兵を打倒した、

 あたかも鷹がキジを急襲して爪で運ぶように」。

 クサイイ・イブン・キラーブは、四人の息子、アブド・マナーフ、アブドッ・ダール、アブドゥル・ウッザ、アブド・クサイイと、二人の娘、タフムルとバッラをもうけた。彼らの母は、フッバー・ビント・フライル・イブン・ハバシーヤ・イブン・サルール・イブン・カアブ・イブン・アムル・ホザーイである。

 アブド・マナーフは、別名をアルムギーラ・イブン・クサイイと言い、四人の息子をもうけた。息子のうち、ハーシム、アブド・シャムス、アルムッタリブの母は、アーティカ・ビント・ムッラ・イブン・ヒラール・イブン・ファーリジ・イブン・ザクワーン・イブン・サアラバ・イブン・ブフサ・イブン・スライム・イブン・マンスール・イブン・イクリマで、ナウファルの母は、ワーキダ・ビント・アムル・アルマーズィニーヤ、すなわちマーズィン・イブン・マンスール・イブン・イクリマの部族の出身である。

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