ティーバーン・アスアド・アブー・カリブは、いかにしてイエメン王国を領有し、ヤスリブに遠征したか(3)
ハーリド・イブン・アブドゥル・ウッザ・イブン・ガズィーヤ・イブン・アムル・イブン・アウフ・イブン・グンム・イブン・マーリク・イブヌン・ナッジャールは、アムル・イブン・タッラを称賛する詩を詠んだ。
「彼は、もはや若者の愚かしさを捨ててしまったのか。
それとも思い出すことをやめてしまったのか。
あるいは、存分に楽しんでしまったのだろうか。
あるいは、お前たちは若さを覚えているか。
お前たちは、若さの記憶とその時代をもっているか。
それは、経験を与えるような、若者の戦争だった。
そして、イムラーンか、それともアサドに聞け、
夜明けの星と共にアブー・カリブが、
彼の大いなる軍団を率いて怒涛のごとく現れたとき、
長い鎖かたびらに身を包み、刺激的な臭いを漂わせて。
彼らは言った、我らが襲いかかるのは誰なのか、
アウフの部族か、それともナッジャールの部族か。
疑いなく、ナッジャールの部族である、
我々は殺された者の復讐を求めているからである。
そして、我々の剣士たちが彼らに出会うため出かけて行った、
その数は、降りしきる雨の雨滴のように多かった、
アムル・イブン・タッラは、その中にいた。
(神よ、彼の民の幸福のため、彼を生き永らえさせ給え)。
彼は、王たちに匹敵する秀でた族長である、
だが、彼と競おうとする者は、彼の気高さを知ることはない」。
アンサールの部族は、トゥッバアが激怒したのは、アンサールと共にいたユダヤ部族に対してだけであり、彼らを撃滅することだけを意図していたにもかかわらず、トゥッバアが去るまで自分たちはユダヤ部族を守護した、と主張している。
そこで、ハーリド・イブン・アブドゥル・ウッザは、次のように言っている。
「ヤスリブ※に住む二つのユダヤ部族に対する怒りは、彼らが、運命の日に懲罰に値する十分な理由となる」。
※ヤスリブは、神の使徒が聖遷する以前のマディーナの名前。
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